カーブルの名称
日本には Kabul を「カブール」(長母音は第二音節の“u”)[1]とする説と「カーブル」(長母音は第一音節の“a”)[2]とする説の2つがある。
日本のマスメディアは前者の説を取ることが多く[3]、日本の外務省も「カブール」と表記している[4]。一方、ペルシャ語 کابل をラテン文字化してローマ字で表すと ka^bl や Kābul [5]となる。この場合、第一音節の“a”が長母音であり、発音は「カーブル」あるいは「カーボル」に近くなる。ペルシア語圏での長母音の扱いは、子音字の後の母音字 (a,i,u) は長母音として発音されるのが慣例である。また、“b”音の文字の直後に“l”が表記されていることから、そこにあえて長母音を使用する意味は無い[要出典]。実際にアフガニスタン大使館の日本語ホームページでは Kabul を「カーブル」と表記している[6]。また学術的には「カーブル」と書くのが一般的であり、高等学校の世界史教科書などでも「カーブル」を使用している。[要出典]
英語版ウィキペディアは /ˈkɑːbəl/ または /ˈkɑːbuːl/ という説をとっており、「カーブール」と2つの長音で呼ぶ説も定着しているようである[7]。なおフランスにはカブールと言う町があり、イタリアにはカミッロ・カヴールという人物が居る。
参照:Wikipedia「カーブル」